カイロプラクティック療法を中心とした(有)小林カイロ院
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カイロプラクティック療法
Kobayashi Chiropractic Clinic
(有)小林カイロ院
058-370-5070【完全予約制】
徒手医学、身体技術、健康理学、様々な角度から人間を研究する
小林昌彦BCSc.のコラムです。
COLUMN-06 Vision of Chiropractic
Manualmedicine
法制化のモラルとビジョン
(c)2002
やぎやま徒手医学研究所 小林昌彦 BCSc.
日本のカイロプラクティック界は長年にわたり混迷している。
その要因をストレートに表現すれば「治療家のレベルが一定でない」ということだ。
今日、WFC(世界カイロプラクティック連盟)が世界保健機構(WHO)に加盟 し、カイロプラクティックが正統な医学と認められているにも関わらず、日本国内での開業者の(おそらく)99 %はその基準に達していない治療家なのである。
日本のカイロに関するポイントは「無法地帯」ということである。脱サラおじさんが三日程度の講習を受け、堂々とカイロプラクティックの看板をあげて開業す ることも許される。また鍼灸や他の分野の方々が(カイロに関する)専門知識がないのに、名前が格好いいから「カイロプラクター」と名乗っているというケー スも少なくない。
日本国内において、大学まで卒業して真剣にカイロプラクティック医学を研究、実践している人間など、1%にも満たないということである。
「(カイロに関する)法律がない」ということは、逆に「誰にでもチャンスがある」 ということでもある。しかし、医療としてそんな無責任なことで良いのだろうか? チャンスとは、学識がなくても開業して看板さえ出しておけば、将来的にカイロが資 格制度になった時に「既得権」によって自動的に免許がもらえるだろう、だから「と りあえず」開業しておこうということである。これではレベルの低いカイロ治療院が氾濫し、一般の方々から見て「怖い」「痛い」 という誤解が生じるのも無理はない。
「学識なきものが既得権を狙って集まっている」それが日本のカイロ業界の真の姿な のである。既得権を獲得し(とりあえず看板をあげて開業)、法律ができたときに割り込もうと必死なので、名前だけ立派で中身のない組合や団体を作り、法制 化運動を展開している。自分たちの学識レベルが低いことを棚に上げて「法制化!法制化!」と叫べば誰かが何とかしてくれるものと思い込み、念仏のように唱 えている。教育基準がないところで、いきなり法制化しようというのは危険なのである。脱サラし講習を受けただけのカイロ師と、カイロ大学で医学教育を受け たカイロプラクターとは明らかに教育レベルが違うのだ。その基準をはっきりさせないで「とりあえず免許が欲しいだけ」という低レベルな連中にビジョンなど ない。
世界的にカイロプラクティックは、医学の一端を担っているのだ。どさくさ紛れに低レベルの資格制度など作ったら、一番困るのは誰か?カイロプラクティック を受療する一般の方々である。私は日本のカイロ業界のモラルのなさに失望している。
カイロ業界について書き始めると、こんな辛口の文章になってしまう。
不躾で失礼な表現が乱立していることは自覚している。
これを読んで腹をたてる、あるいは共感する国内のカイロ従事者からのレスポンスを お待ちしております。
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